早いもので9月も残り僅か、日に日に秋の深まりを感じる今日この頃。
気温が低くなってくると持病を持つ腰や、長年の酷使のせいで肩や肘に痛みを感じることがあるのですが、9月の時点で痛みを感じる状態で「大丈夫か?」って思ったりもしますが、上手く付き合って行くしかないようです。
先日久しぶりに店舗の高所ガラスクリーニングを施工してきました。
上の画像はローリングタワーって言う高所作業の際に使用する資機材ですが、私は元来高い所があまり得意ではありません。(汗)
今の仕事に就くまでは重度では無いにしろ、軽度の高所恐怖症くらいのレベルだったと思います。
それでもビルメンテナンスを業とする以上、「高い所には登れません!」とは、なかなか言えないのですね。
そんな事を言ったら、まずは笑われるか?ビルメンテナンスに従事する者として失格の烙印を押されかねないのですから。
後天的に克服していったってのが正直なところです。
何度も高所での作業を経験した今現在でも、登る時や上から下を見下ろした時なんかは凄く恐怖心を感じるし、時には足がガクガク震えたりする事もあります。
怖いからこそ高所での作業は慎重に、指の先にまで神経を行き届かせて行う必要が有ります。
おかげでこのかた、重大な事故など起こした事はありませんし、まぁ~重大な事故など起こしてしまったら、その時点でジ・エンドなのですけど…。(汗)
私のような小心者でも高所で30分、1時間と作業を続けていると不思議と恐怖心は薄らいでいくものです。
動きは叙々に大きく大胆になっていきます。
しかし、この恐怖心が薄らいだ状態が最も危険だと思っています。
たった一度のミステイクですべてを失っていまうのですから。
私がビルメンテナンスの業界に入った当初、高い所に恐怖心を覚える性質は、ビルメンテナンスに不向きな性質だと思っていました。
でも今現在では、長くこの仕事を続けて行く上で絶対に必要な適正だと思っています。
臆病だからこそ周到な準備をしたり、異変や危険を察知するのであって、先天的に高い所に恐怖心を抱かないタイプの人はそれらが欠けていたりするのではないでしょうか?
実際、私の知る範囲でも死亡事故にまで至った事例は無いものの、高所から転落して腰椎を折ったなんて話は時々聞いたりしますから。
自分にとってマイナスな要素でも、逆説的に前向きに捉えた方が良いですしね。
スポンサーサイト
*